プロレスラーの蝶野正洋(47=フリー)は21日、都内の警視庁で、同庁生活安全部から感謝状を授与された。蝶野は3月25日から今月30日までの約1カ月間、同庁の少年非行防止ポスターに起用された。少年の健康育成や非行防止への協力的な活動を評価され、今回の感謝状の授与に至ったという。

 今月5日、蝶野は東日本大震災で被害を受けた福島いわき市および宮城県東松島市にある4カ所の避難所を慰問。今回の未曽有の大震災に便乗した犯罪が多発している現状を知り「警視庁の少年非行防止キャンペーンのポスターに起用していただきましたが、その期間中に震災があり、さらに社会的問題が発生しました。震災に便乗した犯罪が多発し、少年だけでなく、青少年や成人を含めて注意しないといけないことが多い状況です」と警鐘を鳴らした。

 また「生活安全部の方と話をして、日本が危機的な時期にある中で、犯罪を最低限のものに抑えていかないと、苦しい中で頑張っていこうとしている人たちに迷惑がかかる。そういう意味で、自分が協力できることをいろいろと勉強していきたい」と話した。