<DDT:東京大会>◇4日◇東京・後楽園ホール◇1707人

 タレントでプロレスラーのゴージャス松野(50)が2年半ぶりのリング復帰を果たした。08年11月3日に倒れた松野は一時は心肺停止状態に陥り、さらにうつ病とも闘いながら復帰を目指していた。今年3月11日の東日本大震災は福島で被災したが、福島市内の避難所へ慰問活動を続けながら、復帰に向けてトレーニングを続けてきた。

 この日はMIKAMI(37)と組み、アントーニオ本多(33=フリー)星誕期(45)と対戦。欠場前と変わらないドタバタした動きでパートナーを困らせたが、フライングクロスチョップやコルバタ、619、ラ・マヒストラルを決めて回復をアピールした。

 本多の卍固めでギブアップしたが、MIKAMIは「まだまだ心は折れてない。この歳ですごいよ」と賞賛。スタミナ切れで満足にコメントできなかった松野は声を振り絞り「福島県は絶対に負けない!

 ネバー・ギブアップ!」と叫んだ。