7日に大阪府立体育会館で行われるWBA世界バンタム級タイトルマッチの前日計量は6日、大阪市内のホテルで行われた。王者の亀田興毅(24=亀田)はリミットとなる53・5キロ、挑戦者の同級14位ダニエル・ディアス(27=ニカラグア)は53・1キロで一発クリアした。興毅は力強さを誇示するため、久しぶりにデビュー当時に行っていたマンガ雑誌を真っ二つにする亀田流パフォーマンスも披露し、自らを鼓舞した。

 地元大阪での初世界戦となる興毅は「大阪はオレの原点。生まれ育った土地やし、小さいころから大阪でタイトル戦をやりたかった。今回やっと実現した」と笑顔。日本人初の世界3階級制覇王者となって初の試合となるだけに「ここから良いスタートを切りたい。第1章は2010年12月で終わり。第2章のスタートやな」と気持ちを切り替えていた。