WBC女子トリプル世界戦(8日、東京・後楽園ホール)の調印式と前日計量が7日、試合会場の後楽園ホールで行われた。ライトフライ級王者の富樫直美(35=ワタナベ)と挑戦者の同級11位ジュジース・ナガワ(23=フィリピン)、アトム級王者小関桃(28=青木)と挑戦者の同級13位クリカノック・アイランドムエタイ(27=タイ)、ミニフライ級王者アナベル・オルティス(24=メキシコ)と挑戦者の同級3位藤岡奈穂子(35=竹原&畑山)は、リミット内の1発で計量をクリアした。

 世界戦は当初、3月12日に開催予定だったが、東日本大震災により延期されていた。試合当日は会場入口で義援金の募金活動を実施し、被災地への激励の寄せ書きも募る予定。この日の調印式後、出場選手も直筆でメッセージを書き込んだ。被災地の宮城県大崎市出身で、今回が初の世界戦となる藤岡は「周りの方々から励ましの声をいただいた。今までやってきたことを出し切りたい」と誓った。