WBC女子世界ライトフライ級王者・富樫直美(35=ワタナベ)が6度目の防衛成功から一夜明けた9日、東京・品川区のワタナベジムを訪問した。8日に東京・後楽園ホールで行われたV6戦では、挑戦者ジュジース・ナガワ(フィリピン)を5回TKOで下した。あらためて王者の貫録を示した富樫は「特にケガはなく、あるのは疲労だけです。みんなが喜んでいたことが何よりもうれしかったです」と口にした。

 当初は3月12日にV6戦が予定されていたが、同11日に起きた東日本大震災の影響で延期された。スポンサーやファイトマネーなど、さまざまな問題があった様子で「試合まで大変でしたが、やれて良かった。やって良かったと思います」とほっとした表情を浮かべていた。