<ゆずポン祭:東京大会>◇15日◇東京・新木場1st

 RING◇435人

 グラレスラー愛川ゆず季(27=スターダム)がプロデュース興行「ゆずポン祭3」で栗原あゆみ(26=フリー)と初対戦した。女子プロレス界を代表する人気2選手の夢対決に会場は札止めの超満員。愛川は得意のゆずポンキックを何度も放ち、初公開のシャイニングウイザードまで繰り出した。プランチャや原爆固めなど大技を浴びながらも、相手の必殺技である裏投げは投げさせないまま試合終了。キャリア半年の愛川がNEO2冠王者を相手に20分時間切れ引き分けと健闘した。ドロップキックや張り手を浴びて顔を張らし、口からは出血した愛川だが「プロレスの練習を始めてちょうど1年。プロレスに生活のすべてを捧げてやってきた。この素晴らしいプロレスに出会えたことに感謝している」と節目を迎えた心境を語った。栗原については「本当に女子プロレスの中心にいる選手だと感じた。私はまだ未熟だが、いつか再戦をお願いしたいし、タッグも組んでみたい」と夢の続きを示唆した。