帝拳ジムは16日、所属選手となるWBA世界スーパーバンタム級王者下田昭文(26=帝拳)が7月9日(同10日)に米ニュージャージー州アトランティックシティーで同級1位リコ・ラモス(23=米国)の挑戦を受けると発表した。今年1月に同王座を奪取した下田にとっては初防衛戦。日本人が米国本土で防衛戦を行うのは初めてとなる。

 19戦全勝の伸び盛りとなる最強挑戦者と激突する下田は同日に東京・新宿区の帝拳ジムで会見し「日本人初で本場のリングでやれるのはうれしいし、勝ち名乗りを受けることを考えるとワクワクする」と口にした。帝拳プロモーションの浜田剛史代表も「下田はこれから学ぶこともある。良いチャンスが巡ってきたのではないか」と期待を寄せていた。