<ゼロワン:レスラーズ>◇23日◇東京・後楽園ホール

 今年3月にデビューした破壊王子・橋本大地(19)がドラゴンゲートの王者・望月成晃(41)と対戦、14分51秒に体固めで敗れた。デビューからシングルでは、亡き父・橋本真也さんのライバルだった蝶野正洋、武藤敬司、そして先輩の柿沼謙太に3連敗中だった。望月相手に、初登場の聖地・後楽園ホールでシングル初勝利を狙ったがかなわず、4連敗。

 負けはしたが、先月14日にオープン・ザ・ドリームゲート王座を奪取して勢いにのる望月に、父譲りのキック、蝶野正洋のSTF、武藤敬司のシャイニングウイザードと大技を繰り出して善戦。最後はあごにキックを連発されて、三角蹴りで仕留められた。

 橋本は「負けたのは悔しいけど、自信を持って試合ができた。いつか望月さんに勝てるよう頑張ります」。望月は「まだ、19歳だと思っていたら、なかなかやる。俺は41歳のおっさんだけど、あと15年は全盛期を続けるから、それまでに俺を倒す自信がついたらかかってこい」と話した。