全日本は4日、5日に島根・浜田大会で開幕するシリーズ、クロス・オーバーと19日の東京・両国大会の試合カード変更を発表した。5月29日の神戸大会の試合前にTARU(46)がスーパー・ヘイト(41=本名・平井伸和)に暴行した件で、TARUと現場にいた稔(38)KONO(31)MAZADA(36)が無期限出場停止処分を受けたことによるもの。スーパー・ヘイトは29日の試合後に急性硬膜下血腫で倒れ、開頭手術を受けている。

 5日の鈴木みのる、魁組の相手は、TARU、MAZADA組からジョー・ドーリング、レネ・デュプリ組に変更。解散となったTARU率いる悪役軍団ブードゥー・マーダーズの外国人が代役を務める皮肉なカードとなった。

 また、19日の世界ジュニアヘビー級選手権と世界タッグ選手権は、それぞれ王座剥奪となったため変更される。稔にKAIが挑戦予定だった世界ジュニアヘビー級選手権は、12日の後楽園大会のカズ・ハヤシ、近藤修司、大和ヒロシ、BUSHIの4人の戦いの勝者との決定戦になる。KONO、ジョー・ドーリング組にグレート・ムタ、KENSOが挑戦予定だった世界タッグ選手権は、同じく大森隆男、太陽ケア組と浜亮太、曙組の勝者との決定戦になった。