<シュートボクシング:東京大会>◇5日◇東京・後楽園ホール◇2180人

 高橋藍(29=シーザージム)がRENA(19=及川道場)を下し、SB日本レディース王者となった。同王座は女子選手の減少により封印されていたが、女子高生ツヨカワファイターとして注目を集め、09、10年のガールズS-cupを連覇して実力も証明し、女子シュートボクシングを盛り上げてきたRENAが希望し、13年ぶりの復活が実現した。王者決定戦は昨年のガールズS-cup決勝の再戦。身長差8センチと体格で勝る高橋だったが、組み付いて距離を詰めるRENAに打撃を封じられた。しかし、投げを狙われても相手のポイントにはさせず、体力を消耗したRENAの腹部にヒザ蹴りを連発。最終5回まで優勢に試合を進めた高橋が判定で勝利した。昨年のリベンジを果たすとともに、赤いベルトを腰に巻いた高橋は「たくさんの人に応援してもらって、形にして返したいと思っていた。腰にベルトがあってホッとしている」と笑顔。今年のガールズS-cup開催(8月21日)が発表されたことについては「今日の試合がダメだった。チャンピオンという立場で出せてもらえるなら、もっと練習する」と謙虚にコメントした。