WBA世界スーパーバンタム級王者の下田昭文(26=帝拳)は9日、東京・新宿区の帝拳ジムで8回のスパーリングを敢行した。フィリピン人パートナー2人と計8回のスパーを消化。来月9日(日本時間10日)、米ニュージャージー州アトランティックシティー・ボードウオークホールで控えている同級1位リコ・ラモス(23=米国)との初防衛戦に備えた。

 アウェーでのV1戦まで、あと1カ月となる。日本人世界王者では初めてとなる米国本土での防衛戦でもあり、周囲から多くの激励を受けているという。心身ともに充実した調整を続けている下田は「今は精神的にもしんどい時期ですが、1日1日を大切し、一生懸命やっています。ジムに入ったら集中するようにしています」と口にした。