2月に国内最短のプロ7戦目で世界王座に就いた世界ボクシング評議会(WBC)ミニマム級チャンピオンの井岡一翔(22=井岡)が、8月10日に東京・後楽園ホールで同級1位のフアン・エルナンデス(メキシコ)を迎えて初防衛戦を行うことが決まった。13日に井岡陣営が発表した。

 挑戦者は24歳で19戦18勝(13KO)1敗と強打を誇る。井岡は大阪市内の所属ジムで記者会見し「強い相手との試合は引き締まる。世界タイトルマッチらしい、いい試合をしたい」と強豪との対戦を歓迎した。

 井岡は2月に国内最速7戦目で世界王座獲得。プロデビュー後はすべて地元関西での試合だった。今回は初の関東、しかもボクシングの“聖地”とあって「やりがいのある場所。多くの人に足を運んでもらって、レベルの高い試合を生で感じてもらいたい」と意気込んだ。