東日本ボクシング協会は13日、都内で理事会を開催し、日本ボクシングコミッション(JBC)に「JBCの現状に対する要請書」を提出することを決めた。同理事会後、大橋秀行会長(46)がJBCの林有厚コミッショナーと会い、要請書を提出した。

 協会内にはJBC事務局長の不正経費騒動に端を発し、コミッション内が混乱しているという認識を持っており、主な要請事項として<1>プロボクシング関係者が納得いく人事体制を構築し、混乱を収拾すること<2>試合等の運営・管理に万全を期し、選手の生命、身体の安全を十分に守ること<3>JBC理事に協会が推薦する理事を選任すること<4>JBC評議員に協会推薦の員数を増やすこと<4>JBCと協会との定期協議会を月1回程度開催すること、などを伝えた。

 同日夕方に記者会見した同協会の大橋会長は「試合をする選手を守ることが第一。事故でも起こったならば大変なことになる。事態を収拾してほしいと伝えた」と話した。