<プロボクシング:日本ライト級タイトルマッチ10回戦>◇13日◇東京・後楽園ホール◇1550人

 王者荒川仁人(29=八王子中屋)が、3度目の防衛に成功した。挑戦者の同級9位生田真敬(29=ワタナベ)の勢いに1回は少し押された場面もあったが、2回以降は手数と的確なパンチで効果的に攻め続けた。4回には左アッパーと右フックで、ぐらつかせた後、連打でダウンを奪取した。立ち上がった挑戦者に対してさらなる連打を加え、4回2分4秒、レフェリーストップによるTKO勝利を飾った。

 V3防衛した荒川は「生田選手は気持ち強くて、打ち終わりを狙われた。やりづらさがあった。最後はフックの連打になってしまったが、ここでもっとコンビネーションをならないと攻め切れない。これから課題としてやりたい」と口にしうた。

 これで王者荒川は20勝(14KO)1敗1分けとなった。