Krush63キロ級初代王者の「シンガーソングファイター」梶原龍児(34=チームドラゴン)が15日、K-1

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 MAX63キロ級日本トーナメント(25日、代々木第2)での王座奪取を誓った。この日、都内の所属ジムで報道陣に練習を公開。実戦形式で鋭い打撃を繰り出し、順調な調整ぶりを披露した。今大会の最年長選手となるが「優勝して世界と戦いたい。リングに上がってくる若い選手に、戦いとは何かを教えるのが僕の役目。この時代に、日本が厳しい状況にある中で、30代の背中を見せたい」と気合を入れた。

 プロボクサー時代は白井・具志堅ジムに所属し、主にスーパーバンタム級で通算13勝5敗3分け。東洋太平洋7位にランクした。28歳でキックボクサーに転向後は、K-2

 GP、J-NETWORK、WFCA、Krushで王座獲得。母の三鈴さん、姉の由紀子さんと「プロ歌手の家庭」で音楽の才能にも恵まれ、7月13日にアルバム2枚を同時に全国販売する。「若い人にいろんなことを見せて、目指してもらえれば」と活動の幅を広げている。今大会後には、自身の生い立ちを特集するテレビ番組の制作も検討されており、タイトル奪取を果たしてブレークしたいところだ。