7月9日(日本時間10日)に米ニュージャージー州・アトランティックシティーで初防衛戦を控えるWBA世界スーパーバンタム級王者の下田昭文(26=帝拳)が21日、東京・新宿区の所属ジムで5回のスパーリングを行った。同ジムの本田明彦会長の厳しいげきを受けながら、フィリピン人パートナーと積極的に打ち合い、強烈な右フックや左ストレートを繰り出した。

 同級1位リコ・ラモス(23=米国)とのV1戦を控え、本格的な減量を開始。調整の疲労も蓄積しているが、下田は「多少、疲れていても気合を入れないといけない。会長の指導も勉強になった。もっと集中しないといけないです」と謙虚に話した。