<JWP:大阪大会>◇26日◇大阪・IMPホール◇観衆421人

 ヘイリー・ヘイトレッド(27=米国)がLeon(30)を下し、日本女子プロレスで最も歴史のあるJWP無差別級王座を外国人で初めて奪取した。J-1グランプリ2011トーナメント決勝戦にヘイリーがTLW世界女子とハイブリッドファイティング、LeonがJWP認定無差別級のベルトもかけた“4冠戦”で激突。相手のスピードや空中殺法に苦しみながらも、身長17センチ、体重17キロも勝る体格から繰り出すパワーと、スープレックスや関節技など多彩な技を使いこなし応戦した。最後は必殺技ディーバキラー(フィッシャーマンバスター)、原爆固め、猛虎原爆固め、シャイニングウイザード、ランニングパワーボムと大技を畳み掛けて勝利。初来日(07年5月)から続くシングル無敗記録を延ばし、外国人NO・1の実力を見せつけた。試合後はタッグパートナーで元王者の米山香織(30)に原爆固めで投げられ「そのベルトは私のもの」と挑戦を要求されたが「3本のベルトをかけて戦ってもいい」と即答。8月7日の後楽園ホール大会での初防衛戦をぶち上げた。

 また、JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権は春山香代子(32)倉垣翼(35)組がDASH・チサコ(22=仙台女子)仙台幸子(21=同)組を下し、JWP認定ジュニア&POP選手権は花月(19=仙台女子)がmasu-me(22)を下し、それぞれ防衛に成功した。