来月8日にWBCユース・バンタム級タイトル戦を控える同級王者亀田和毅(19=亀田)が29日、合宿先のメキシコから帰国した。経由地のティファナで、搭乗機のトラブルが発生したため、機内で8時間待機。メキシコから日本まで、約30時間かかって到着。和毅は疲れ切った表情で到着ゲートから登場した。和毅は「飛行機の部品が足りないみたいなアナウンスがあり、ずっと機内にいた。暗くて座ったまま。いつもは15時間ぐらいで着くのに、本当に疲れた」とぐったりしていた。

 それでも持ち帰ってきたWBCユースの緑ベルトを手にすると引き締まった表情に変貌。挑戦者となるフィリピン同級6位ボーイ・ドンディー・プマール(21=同)との初防衛戦に向け「必ずKOで勝ちたい」と意気込みを口にした。