9日に米ニュージャージー州アトランティックシティーで、初防衛戦に臨む世界ボクシング協会(WBA)スーパーバンタム級王者の下田昭文(帝拳)が6日、ニューヨーク市内で記者会見し「自分の持っているすべてを懸けて、熱く、強く闘って、必ずベルトを持って帰ります」と意気込みを語った。

 国内出身の世界チャンピオンの海外での防衛戦成功は過去に3人いるが、米国での防衛はない。同級1位の挑戦者リコ・ラモス(米国)は19戦全勝と強敵だが、23勝(10KO)2敗1分けの下田は「米国で防衛できれば日本人初。運命を感じる」と話した。