WBA世界バンタム級王者亀田興毅(24=亀田)が16日、沖縄・名護市での強化合宿でダッシュなどの走り込みトレーニングを公開した。宿舎内にあるゴルフ場の1ホールを借り、起伏の激しい芝生の上でクロスカントリーのように走り込んだ後、最後は大毅、和毅の弟2人と連続ダッシュも消化。「この合宿で1500キロぐらい走ったような気分やな」と、下半身を中心に体をいじめ抜いたことを明かした。

 8月31日、東京・日本武道館で同級8位デビッド・デラモラ(23=メキシコ)と2度目の防衛戦を行うことが決定しており、この合宿終了後からジムワークを本格化させる。今月下旬からは海外で2~3週間のスパーリング合宿を計画している。約1カ月半後に迫ったV2戦に向け、興毅は「ちょっと試合映像をチェックしたけど、デラモラはファイタータイプやな。オレのカウンターパンチが効きそうや」と口にした。