<新日本:ニュージャパン・ソウル>◇18日◇札幌・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ◇5800人

 小島聡(40)との因縁の戦いに、鈴木みのる(43)が完勝した。小島は昨年、全日本から新日本にフリーとして乗り込み、タイチ、TAKAみちのくを配下に小島軍(仮)を結成。フリーとしてG1クライマックスを初制覇、IWGPヘビー級王座を奪うなど大暴れを見せた。だが、今年5月にタイチ、TAKAに裏切られ、2人は鈴木率いる鈴木軍のメンバーに。

 試合は小島のチョップに、鈴木がエルボーで対抗。小島のマシンガンチョップ、いっちゃうぞエルボー、コジコジカッターに耐え、鈴木は必殺のスリーパーホールド。最後は13分39秒、ゴッチ式パイルドライバーから体固めで完勝した。

 新日本侵略を掲げる鈴木は、小島を「別にあいつ、新日本じゃねえだろ。フリーとしてG1初優勝とか1年も言ってるけど、偶然に宝くじに当たったみたいなもんだろ。新日本しか出てないなんて、フリーじゃない」と一刀両断。「俺は1人で乗り込んできた。覚悟が違う。G1?

 俺が優勝するに決まってんだろ。だって、俺、強いんだもん」と不敵な笑みを見せた。