高橋奈苗(32)が赤いベルトに意欲を見せた。女子プロレス団体スターダムは21日、初の後楽園ホール大会(24日)で開催するワールド・オブ・スターダム王座決定トーナメントの調印式を行った。赤いベルトと言えば女子プロレスの象徴だった全日本女子(解散)のWWWA世界シングル王座。最後の王者だった奈苗はスターダムに誕生した新しい赤いベルトにもこだわりを見せている。デビュー15周年記念大会となる同大会は、1回戦でこれまで15の王座を獲得してきた初来日の強豪メルセデス・マルチネス(30=米国)と対戦し、勝てば決勝で長野美香(27)-美闘陽子(24)の勝者と戦う。マルチネスと初めて対面した奈苗は「私がNO・1だ!」と裸絞めで襲われたが「力量は何となくわかった。彼女はエキサイトした分、損をしましたね」とニヤリ。「未知の選手だからこそ私の15年のキャリアが生かせる。この大会に向けて肉体改造をしたし、さらに進化した高橋奈苗をお見せする」と自信を見せた。