IGFの鈴川真一(27=元幕内若麒麟)が、19日に元大関魁皇(39=現浅香山親方)の現役最後の琴欧洲戦を、名古屋場所を訪れて観戦していた。09年に大麻取締法で日本相撲協会を解雇されて以来、初めての大相撲観戦だった。28日、東京・杉並のアントニオ猪木道場で公開練習を行った際に自ら話した。

 鈴川は「僕が初めて関取になったときに、出稽古でかわいがってもらった。すでにバリバリの大関で、すごかった。きつくて、よく耐えられたと思います。いい思い出です」と振り返った。来月27日の東京・両国大会の対戦相手は未定だが「外から相撲を見て、お客さんがどう見ているのかとかが勉強になった。今はどんな相手が来ても大丈夫なように、トレーニングを積んでいる」と話した。