<全日本:サマーアクションシリーズ>◇31日◇名古屋・愛知県体育館◇3250人

 世界タッグ選手権はムタ、KENSO(37)組が仲間割れ寸前で、大森隆男(41)太陽ケア(35)組を相手に勝利、初防衛を果たした。試合開始からコーナーのマットをたたいて、観客に拍手を要求するKENSO。騒々しいパフォーマンスに、ムタは嫌気がさして帰りかけるポーズ。タッグ王者らしい連係は見られなかったが、最後はムタが大森の顔面に火を吹いたところにKENSOがニードロップを落とし、16分17秒に片エビ固めで破った。

 だが、勝ち名乗りを受けた直後、ムタが緑の毒霧をKENSOに発射。顔面を緑色にしたKENSOは「それでも気持ちは日本晴れ。ビチッとひとりで祝杯をあげます。以上」と締めくくり。故郷・名古屋での勝利とあって、ご機嫌だった。