<プロボクシング:フェザー級10回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール◇2000人

 元WBA世界スーパーバンタム級王者李冽理(29=横浜光)が再起戦をTKO勝利で飾った。元日本同級王者福原力也(32=ワタナベ)と対戦。序盤は様子をうかがう展開だったが、4回以降は手数の多い打ち合いとなった。5回には福原の連打で押される場面もあったが、カウンターでの右ストレートでダウンを奪取。カウント途中でレフェリーが試合を止め、TKO勝ち。世界2階級制覇に向けた一歩を踏み出した。

 李は「研究されていて、どう立て直すか考えていたところでカウンターが入った。再起戦を勝利できて良かった」と口にした。

 李は昨年10月、WBA世界スーパーバンタム級王者プーンサワット・クラティンデーンジム(タイ)を12回判定で下し、世界王座奪取。しかし今年1月の初防衛戦で下田昭文(帝拳)に12回判定負けを喫し、世界王座から陥落していた。