ボクシングのジム会長らで組織する東日本ボクシング協会は8日、昨年12月に茨城県取手市で起きたバス乗客襲撃事件で犯人逮捕に貢献した元プロボクサーのタクシー運転手松本岩夫さん(68)に、ボクシングの評価を高めたとして感謝状を贈ることを決めた。

 松本さんは金平ジム(現協栄ジム)に所属し、11戦を闘った経験がある。事件では発生直後にバスに乗り込み、刃物を取り上げるなどした。同協会の大橋秀行会長は「スポーツマン精神にのっとった行動で、ボクサーの意義を高めた」と勇気ある行動をたたえた。