総合格闘家の長南亮(34=Team

 M.A.D.)が実行委員長を務める東日本大震災復興チャリティー格闘技イベント「STAND

 UP」を、DREAMがバックアップする。同イベントは、長南ら東北にゆかりのある選手が出場し、収益を被災地への義援金として寄付する大会。今月27日に仙台市内の「Rensa」(仙台市青葉区一番町4の9の18

 TICビル7階)で開催を予定している。この興行に、DREAMから国内トップクラスの選手が派遣されることになった。

 16日、都内のDEEPオフィシャルジムで会見した、DREAMの笹原圭一イベントプロデューサー(43)は「選手たちが自ら主催してチャリティー興行を行うことについて、DREAMとしても全面的に協力したい。選手を派遣して少しでも復興に役立てれば」と話した。派遣されるのは、川尻達也や石田光洋(ともにT-BLOOD)、9月24日のDREAMバンタム級世界トーナメント(さいたまスーパーアリーナ)に出場する今成正和(チーム・ローケン)といった国内トップ級ファイター。グラップリングエキシビションの6人タッグマッチに出場する。

 実行委員長を務める長南は「全員が実力者。各選手とも試合が近い中で、実戦を想定したものになると思う。今回の内容によっては2回目の興行も考えたい」と期待した。大会の収益は宮城・石巻市に寄付する予定。罹災(りさい)証明書(一部損壊は除く)を持参した来場者は、入場料1000円が無料になる。当日は同ビル内で、子どもたちを対象とした格闘技教室も行う。現在、協賛企業を募集しており、窓口や問い合わせは「DEEP事務局」(電話052・339・0303)まで。