新日本の天山広吉(40)のデビュー20周年記念興行「猛牛祭」(10月3日、東京・後楽園ホール)のメーンのカードが2日、都内で発表された。天山は蝶野正洋(47=フリー)ヒロ斎藤(50=ドラディション)と90年中盤に暴れ回った狼群団を3年ぶりに一夜だけ再結成、西村修(39=フリー)金本浩二(44)大谷晋二郎(39=ゼロワン)組と対戦する。

 天山は「いろいろ考えましたが、狼群団は天山広吉の原点。蝶野さんとヒロさんは、なくてはならない存在だった。チャンピオンになるのとは、また違う夢として狼群団の再結成があった。相手チームは同じ釜の飯を食って、ヤングライオンとして頑張った仲間たち」と話した。

 昨年1月の退団以来初めて新日本のリングに上がる蝶野は「懐かしい。もう上がることはないと思っていた。天山に感謝する。おれらは動けないからエプロンで応援して、天山に1人で頑張ってもらう」。ヒロは「ちょっと抵抗があったけど、天山の興行だからね。天山から電話をもらって、喜んで出ようと思った」と話した。