WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃(35=帝拳)が6日、東京・新宿区の所属ジムで10回のスパーリングを消化した。10月1日(日本時間2日)米ネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ホテル&カジノで、元世界2階級王者の同級2位ラファエル・マルケス(36=メキシコ)との7度目の防衛戦を控え、練習パートナー3人を相手に試合前最長となるラウンド数で実戦感覚を養った。

 今月2日に8回のスパーリングを行った。この日も当初は8回のラウンド数が予定されていたが、西岡自身が志願し、最長ラウンドに取り組んだ。ファイタータイプとなるマルケスを攻略するイメージができあがっている様子の西岡は「今は総仕上げの段階。自分は迎え撃つつもりはない。挑戦だと思っている」と、日本人世界王者初となるラスベガスでの防衛戦に向け、気持ちを盛り上げていた。