ノアの元GHCヘビー級王者・秋山準(41)と全日本の3冠ヘビー級王者・諏訪魔(34)が、11日の全日本の東京・後楽園大会の第1試合に出場することが8日、発表された。秋山は総距離1080キロの弾丸ツアーで、10、11日の2日間で3試合をこなす。10日朝にバスで東京を出発、260キロを移動。午後6時開始のノアの静岡・浜松大会で斎藤彰俊と組み、森嶋猛、石森太二組と対戦。試合終了後は、新幹線に飛び乗って260キロを帰京。

 翌11日は正午開始の全日本の東京・後楽園大会に弟子の青木篤志(33)とタッグで殴り込んで、第1試合で諏訪魔、大和ヒロシ組と対戦。3冠ヘビー級王者・諏訪魔にタイトル戦実現を迫る。試合後は東京駅で新幹線に飛び乗り、新大阪駅から午後5時開始のノア大阪府立体育会館大会まで560キロの移動。斎藤と組んで、森嶋、吉江豊組と対戦する。

 秋山は4月にチャンピオン・カーニバルに参戦して、古巣・全日本に11年ぶりに里帰り。先月30日には、新日本で永田裕志(43)と9年ぶりにタッグを結成した。「戦える可能性があるなら、距離や日程は関係ない。諏訪魔と肌を合わせたことがないので、対策はリング上で考える。自分が結果を出して、ノアを盛り上げる」と話している。