<レイナ:東京大会>◇18日◇東京・新木場1st

 RING◇302人

 栗原あゆみ(27=フリー)がアマポーラ(40=メキシコ)に敗れ、CMLL世界女子王座初挑戦に失敗した。5月に行われた下田美馬との挑戦者決定戦に勝利して得たチャンス。相手は24度も防衛している絶対王者だが、観客席に大声援を背に受けて堂々と渡り合った。3本勝負で行われた試合は、ルチャのスタイルを中心とした攻防を展開。マサドーラでタップを奪い先取した栗原だったが、2本目はエル・プルポで逆にギブアップを奪われてしまう。3本目では相手のトペ・コンヒーロを食らった際に、場外のかたい床に頭を強打。気絶寸前の大きなダメージを負ったが、プランチャでやり返して反撃。裏投げで投げ捨てるなど追い込むも、最後はデビルスウイング(ダブルアーム式フェースバスター)に沈み、1-2で敗れた。

 アマポーラは「あゆみはいい選手。メキシコに来たら、また対戦してもいい」と高く評価。栗原は「メキシコで対戦したことがあったし、強いのは覚悟していた。やっぱり悔しいですね」と肩を落としたが、憧れのレイナ・フブキ(北斗晶)や師匠の1人である吉田万里子が歴代王者に名を連ねるベルトだけに「挑戦するだけですごいベルトだってわかっているけど、私はしぶとい。負けて這い上がるのが私らしいし、メキシコまで追いかけてでも再挑戦したい」と諦めずに再挑戦することを誓った。