<プロボクシング:62・5キロ契約8回戦>◇14日◇東京・後楽園ホール

 元東洋太平洋スーパーライト級王者の佐々木基樹(36=帝拳)が、約半年ぶりの復帰戦で勝利した。昨年6月のWBC世界同級タイトルマッチで、3階級を制覇した同級王者ウンベルト・ソトに敗れて以来の試合で、ロエル・ラグーナ(30=フィリピン)と対戦。ノーガードから変則的な強打を放つ相手に手を焼いたが、中盤以降に左右のフックとボディーブローで優位に立ち、判定3-0で制した。KO決着できなかった佐々木は「佐々木基樹ここにあり、という戦いをしたかったのに申し訳ない」と勝ってなお、悔しがった。