ゼロワン橋本大地(19)が、3月2日の東京・後楽園大会で、立会人を務めるデビュー戦の相手の蝶野正洋(48=アリストトリスト)に成長具合の査定を受ける。橋本は大谷晋二郎(39)と組み、佐々木健介(45)中嶋勝彦(23=ともにダイヤモンドリング)と対戦する。

 橋本と蝶野は22日、東京・麹町消防署で救命講座を受講。09年のノア三沢光晴さん(享年46)のリング上での死亡事故から、蝶野が「リングの関係者が知識を持っていれば、少しでも防げる」と参加を提唱。賛同した橋本が参加した。AEDの使い方などを学んだ橋本は「大変勉強になりました」と話した。

 橋本は佐々木、中嶋戦を「昨年3月6日のデビューからの成長を見せるチャンス」と意気込んだ。蝶野は「センスが、すごい。体ができれば、ベルトもついてくる。だけど、技を増やしただけじゃ駄目。それをどれだけ自分のものにしているかだ」と合否は、3月2日の試合後までお預けに。

 佐々木は、橋本の父の故・真也さん(享年40)と強烈なライバル意識を持っていた。蝶野は「お父さんと健介は、仲悪かったなあ。危なくなったら、俺が止めに入ってやろうか」と笑っていた。