<全日本:ホールドアウト・ツアー>◇4日◇東京・後楽園ホール◇8試合◇1750人

 永田裕志(43)が河野真幸(31)を12分53秒、リバースナガタロック3で破った。新日本の1・4東京ドームで永田が船木誠勝(42)に左頬骨(きょうこつ)骨折の重傷を負わせたことから発した因縁。先月12日の大阪大会では無効試合になり、時間無制限リングアウトなしのルールで行われた。

 永田のキック、河野のエルボーの攻防から、永田は原爆固め、河野はジャンピングニーを繰り出す。最後は河野のニードロップを自爆させた永田が、ナガタロック3で捕獲。そのまま反転して丸め込み、リバースナガタロック3で3カウントを奪った。

 試合後、永田は勝利のナガダンスを披露。「こっちは、腹がすわっている。冷静に戦えた。でも、今日の河野はよかっただろう。今までで、1番いいんじゃないか。俺が引き出した。技能賞もんだね」と胸を張った。