K-1の運営会社FEGの谷川貞治社長(50)が5日、これまで務めてきたK-1イベントプロデューサーの辞任をFEG公式サイトで表明した。谷川社長はFEGにK-1の運営権がなく、K-1創始者・石井和義氏(58)の協力者となる韓国投資家・金健一氏が大株主の不動産・金融投資会社EMCOMの子会社「K-1グローバル・ホールディングス」が運営を引き継いでいる現状を明かした。

 その上で「FEGだけが取り残されてしまう形になったので、それをほったらかしにしてK-1を手伝うことはできません。迷惑をかけたまま、FEGを死なすわけにはいかないのです。ですから、私はもうK-1をプロデュースする立場にはありません」とつづった。なお負債に関してファイトマネーなどの部分は、K-1グローバル・ホールディングスが解決していく方向だという。

 谷川社長自らの今後については「新しい格闘技コンテンツを作っていこうと思っています」としており、新たな格闘技イベントを立ち上げる意欲を示していた。