プロボクシングのチャンピオンカーニバル4賞選考会が8日、都内で開かれた。今回から従来の最優秀選手賞、技能賞、敢闘賞の3賞に加えて、殊勲賞を新設。最優秀選手に日本ミドル級王者の湯場忠志(35=都城レオスポーツ)が選ばれた。湯場は今年2月4日の同級王座決定戦で、カルロス・リナレス(帝拳)に7回KO勝ちし、ライト級、スーパーライト級、ウエルター級に続き、史上初の日本王座4階級制覇を達成した。

 技能賞には日本バンタム級王者の岩佐亮佑(22=セレスボクシングスポーツ)が、敢闘賞には日本スーパーウエルター級王者の中川大資(34=帝拳)が選ばれた。殊勲賞には、今月5日の日本スーパーフェザー級タイトルマッチで岡田誠一(大橋)に8回TKO勝ちして新王者となった、金子大樹(23=横浜光)が選ばれた。

 4選手は19日、東京・後楽園ホールで行われる「ボクシングの日」イベントで、各賞を授与される。