<OSAKA女子>◇20日◇大阪ミナミ・ムーブ・オン・アリーナ

 勇気彩(30)がOSAKA女子プロレス所属初戦で山縣優(35)と組み、華名(30)渋谷シュウ(32)組と対戦した。リングイン時に「OSAKA女子プロレス所属」と初めてコールされた。

 試合では勇気が先発を務め、華名相手に関節を取りに行くシリアスな展開。そして華名とのタックル合戦で打ち勝つなど新生・勇気をアピールする。

 渋谷にはアトミックドロップを連発から軽々と持ち上げてのボディスラムとパワー全開。さらに山縣とボディスラムを1発だけ決めて次々とタッチする連係も見せた。

 2度目の華名とのコンタクトでも、チョップ合戦で互角に打ち合う。その後は、華名に投げっぱなし原爆、渋谷からミサイルキック、スイングDDTと攻め込まれた。それでも勇気は風車式バックブリーカーからのチョークスラムで反撃。華名と渋谷の2人がかりのブレーンバスターの耐えて投げさせず、逆に2人同時に投げてお返し。底知れぬパワーを見せつけた。

 最後は渋谷を原爆固めで仕留めにかかったが、助太刀を狙った山縣のキック誤爆を受けた。このスキに渋谷がタイムマシンに乗ってを決め、まさかの逆転負け。勇気の大女での初戦は、フォール負けの悔しいスタートとなった。