<OSAKA女子>◇20日◇大阪ミナミ・ムーブ・オン・アリーナ

 WAVEを運営する株式会社ZABUN傘下に入ったOSAKA女子のリニューアル第1戦のメーンで、エースの下野佐和子(23)がGAMI(43)のシングルで対決した。序盤からGAMIに場外戦に持ち込まれ、観客席にたたきつけられた。リングに戻っても、ショートレンジのラリアットからポキ(グラウンド式顔面絞め)へと移行。その後も4度にわたりポキに苦しめられ、スタミナを奪われた。

 下野はジャンピングニー、一本背負い、腕ひしぎ逆十字固めなどで反撃。腕を取って「なんでやねん」(変形小包固め)を狙いに行くと見せかけて「えびす落とし」(変形ハリケーンドライバー)というフェイントで逆転を狙ったが、GAMIを仕留めることはできず、逆に目突き2連発からの首固めで3カウントを奪われた。

 下野は「久々にGAMIさんと手を合わさせてもらって、この大阪で自分の成長を確かめたくてこのカードを希望しました。今日はリニューアル第1戦でまた新たな気持ちが持てました。これからも大女をよろしくお願いします」と今大会を締めた。

 ◆GAMIの話「下野、強くなりました。何で「なんでやねん」て言ったら丸め込みに入らへんねん。えびす落として…。大女は下野が強くなったり、勇気入ったり、小さくても明るいニュースが出てきました。下野、とりあえず次は大女と関係ないけどWAVEのリーグ戦頑張れ」。