IGFのアントニオ猪木会長(69)は11日、都内で会見して来月の中国・上海国際武術博覧会(7月7~12日、上海オリエンタルスポーツセンター)でIGF選手権を行うことを発表した。王者・ジェロム・レバンナ(39)に、先月26日のの東京大会の日本人トーナメントで優勝した沢田敦士(28)が挑戦する。沢田は桜庭和志(42)小川直也(44)ら、過去に負けたままになっている日本勢との戦いを表明していたが、猪木会長は「自分のことだけじゃなく、全体のことも考えられるようにならなければ。勝っても、負けても、やるしかない」と出撃命令を下した。

 上海国際武術博覧会での試合日程は最終的な調整の段階だが、猪木会長は「いろいろな格闘技が出てくるのでエキシビション的なものになるが、最高のメンバーをそろえていく。レバンナは中国でも人気が高いしね。いろいろな分野の選手もスカウトしたい。早めに行って、そのまま大阪大会(7月14日)入りする形になると思う」と話した。