WBC世界スーパーフライ級王者の佐藤洋太(28=協栄)が22日、出身地の岩手県盛岡市から市民栄誉賞の記念品を贈られた。5月に受賞が決まっていたが、このほど記念の盾が完成。この日、都内の所属ジムを盛岡市東京事務所の関係者が訪れ、贈呈式が行われた。7月8日に同級1位の指名挑戦者シルベスター・ロペス(フィリピン)を迎えて初防衛戦(横浜文化体育館)を行う佐藤は「身に余る光栄です。自分は試合に勝つことしかできない。初防衛戦戦で勝って、市長にご報告したい」と感謝した。

 20日のWBC・WBA世界ミニマム級王座統一戦(大阪)では、同じ岩手県出身の先輩、前WBA王者・八重樫東(大橋)が奮闘。接戦の末に判定負けしたが、多くの反響を呼んだ。佐藤は「八重樫さんが勇気を与える戦いをしてくれた。僕も感動したし、先輩のように熱い試合をしたい」と誓った。