WBA世界バンタム級王座統一戦に勝利し5度目の防衛を果たした王者亀田興毅(26=亀田)が5日、大阪市内のホテルで会見を行った。

 最強の相手と言われた暫定王者ウーゴ・ルイス(26=メキシコ)に判定勝ちしたことに「苦しいとき、戦いながら生まれた子どもの顔を浮かべながら、何度か踏ん張ったところが4回か5回あった。それなかったらどうなったか分からない」と、苦しかった試合をしみじみと振り返った。また、TBS系で放送された試合の視聴率は、今年のボクシングの中継では最高となる関東地区で20・5%(関西地区で21・4%)を記録。「なんやかんやいうても、常にボクシング界は亀田中心に回ってるちゅうことや」と、うれしそうに話していた。