川崎新田ジムは10日、同ジムの黒田雅之(26)が同日、日本ライトフライ級王座を返上し、2月27日に川崎市のとどろきアリーナで、WBA世界フライ級王者ファン・カルロス・レベコ(29=アルゼンチン)に挑戦すると発表した。

 川崎市のジム所属選手が、川崎市で世界戦を行うのは史上初めて。黒田は「世界戦ができるのは大変うれしい。勝つことで、地元の方の応援に応えたい」と抱負を述べた。ジム設立10年で、世界戦を実現させた新田渉世会長は「川崎から世界へを合言葉に、地域密着を目指してやってきた。相手は強いチャンピオンだが、黒田には100~120%の力を出し切って勝ってもらいたい」と話した。