23日のIGF「GENOM24」でデビューする中国の格闘家・泰山(たいざん=24)が21日、横浜中華街でアントニオ猪木会長(70)と必勝を祈願した。

 ボブ・サップ(38)とキックボクシングルールでの対戦が決まっている泰山は、猪木会長が昨年7月に北京でスカウトした210センチ、130キロの巨漢。この日は、猪木会長と中国の武将などが祭られている関帝廟(びょう)にお参りした。中華街を並んで歩いていると「馬場と猪木が歩いている」という声が、あちらこちらできかれるほど、その風貌は故ジャイアント馬場さんにそっくり。

 泰山は、その後中華レストランで会見。「タイのムエタイで覚えた膝蹴りでKOする」と豪語。猪木会長の横で上半身裸になると、シャドーボクシングも披露した。猪木会長は「この体で運動神経がいい。キック系だけど、ものすごく早い。体の大きな選手は下半身をねらわれやすいが、彼は下半身もしっかりしている」と目を細めていた。