4月8日、東京・両国国技館で開催されるプロボクシングのトリプル世界戦を控える3選手は4日、都内の帝拳ジムで公開練習に臨んだ。

 WBC世界バンタム級王者の山中慎介(30)、WBC世界フライ級王者の五十嵐俊幸(29)、WBC世界スーパーフェザー級13位の三浦隆司(28=すべて帝拳)が、それぞれフィリピン人ボクサーとの3回のスパーリングに臨んだ。

 山中は同級1位マルコム・ツニャカオ(35=真正)との3度目の防衛戦に向け「今のところ順調。相手どうのこうのより、自分自身のテーマを持ってやっています」と口にした。五十嵐は元WBA世界ミニマム級王者の八重樫東(30=大橋)とのV2戦を控え「相手は精神力が強いので、自分も負けないようにしたい」と意気込みを示した。

 またWBC世界スーパーフェザー級王者ガマリエル・ディアス(32=メキシコ)に挑戦する三浦は「相手の右ストレートがポンポン出てくる。タイミングが分かりづらいので右を警戒したいと思います」と話していた。