4月7日に6度目の防衛戦(大阪ボディメーカーコロシアム)を控えるWBA世界バンタム級王者・亀田興毅(26=亀田)の挑戦者変更が12日、発表された。

 当初、発表されていた同級8位ジョン・フレス・パレホ(26=ベネズエラ)に代わり、同級6位フアン・カルロス・パジャーノ(28=ドミニカ)に決まった。所属ジムによると2月中旬、WBAからパレホ陣営にビジネストラブルがあったことが報告され、同下旬にパジャーノとの防衛戦を要請されたという。

 オーソドックスのパレホとは違い、パジャーノは興毅と同じサウスポー。アマチュアで500戦以上の試合経験があり、04年アテネ五輪、08年北京五輪ではフライ級のドミニカ代表として出場経験がある。プロでも12勝無敗。同日、都内の亀田ジムで記者会見に臨んだ興毅は「きっちり良い形で勝ちたいな。アマ戦績は豊富でテクニックがあると思う」と警戒していた。