初代タイガーマスクの佐山サトル(55)が主宰する掣圏真陰流興義館は18日、都内の道場で大鵬さんの孫、納谷幸男(18)の入門を発表した。

 佐山は会見で「まだ、自分では自信を持っていない。金の卵の殻を割らせてあげる。自信をもたせてあげることから始めて、必ず世界チャンピオンにしてみせる」と断言した。会見後には、さっそく実戦練習を行い、自らていねいに指導した。パンチ、キック、寝技と1時間あまり。特にキック練習では、納谷のパワーに「あんなにでかくて、重くてスピードがあるとは思わなかった。覚えも早い」と驚いていた。

 納谷は「最初緊張したけど、やっているうちに楽しい気持ちになった。ここまできたらやるしかない。後には引けない」と悲壮な決意を語った。