ボクシングで高校生初のアマ7冠を達成した日本ライトフライ級6位の井上尚弥(19=大橋)が27日、横浜市内の大橋ジムでプロ3戦目に向けた会見に臨んだ。

 4月16日、東京・後楽園ホールで日本同級1位の佐野友樹(31=松田)と10回戦で激突し、フジテレビが午後7時から同8時54分までのゴールデンタイムで生中継することが決定済み。井上は「わくわくしています。緊張はしているけれど、良い緊張感です」と意気込みを示した。

 対戦する佐野については「ラフな感じでもなく、トリッキーでもない。やりやすい相手かなと思います」と分析。プロ転向後、初めて日本人選手との対戦となるが「理想は何もさせないで勝つことです。KOは流れの中でチャンスがあれば」と話した。

 会見後は同じ興行に出場するアマ4冠の松本亮(19=大橋)と4回のスパーリングでが激しい打ち合いを展開し、順調な調整ぶりを伺わせた。