WBC世界バンタム級王者の山中慎介(30=帝拳)が2日、東京・新宿区の帝拳ジムで練習を公開した。

 今月8日、東京・両国国技館で、同級1位マルコム・ツニャカオ(35=真正)との3度目の防衛戦を控え、同門となる日本スーパーバンタム級の佐々木洵樹(21)と2回のスパーリングを行い、激しい打ち合いをみせながら強烈な左ストレートを繰り出して好調ぶりを示した。

 減量も順調で、リミットまで残り2キロ弱となった山中は「調整は完璧です。本当に良い練習ができて、いつ試合してもいい状態。総合的にレベルが上がってきたと思います」と口にした。元世界王者となる挑戦者に対し「楽な試合にはならないのは分かっているが、自分が勝ちます」と自信に満ちあふれた表情をみせていた。