<プロボクシング:ヘビー級8回戦>◇17日◇東京・後楽園ホール◇1430人

 元K-1ヘビー級王者のプロボクサー藤本京太郎(26=角海老宝石)が再起戦で勝利した。昨年大みそかの東洋太平洋同級王座決定戦でハウモノ(オーストラリア)に失神TKO負けして以来、約3カ月半ぶりの試合としてファブリス・ウォーレン(31=フランス)と対戦した。防御に課題は残したものの、積極的な打ち合いを展開し、1回、2回、4回と計3度のダウンを奪取。7回も連打からの右フックでぐらつかせ、そのままレフェリーストップ。同回1分11秒、TKO勝利を飾った。

 ボクシングでの初黒星の悔しさを味わって以来の試合で勝利し、藤本は「相手は強かった。しかし今回のように相手を追い詰めていったのも初めて。今後は攻めても下がってもいいように練習します」と話した。