女子プロレス「OZアカデミー」を率いる尾崎魔弓(44)が22日、東京・築地の日刊スポーツ新聞社を訪れ、24日の後楽園ホール大会で宿敵・栗原あゆみ(28)と完全決着をつけることを宣言した。

 同日のシングル対決はノールール時間無制限1本勝負の「ザ・ドレスアップワイルドファイト」として行われることが決まっている。コスチュームは着用せず自由なスタイル戦うことと、あらゆる反則が許可された。今年8月4日での引退を発表している栗原とは最後の試合になることが濃厚。尾崎は「8月じゃなく、ここで引退させてやるよ」と不敵に笑った。

 女子プロレス界のアイドル的存在の栗原も、尾崎の前では違うスイッチが入るようで、闘争心むき出しに向かってくる。今回の対戦も栗原から尾崎が得意なルールで戦うことを要求されて実現した。尾崎は「えらそうに話してたけど、あいつに凶器が使えるのか?

 やっても下手くそだろ。あいつに私を本気にできるのか?

 集大成を見せてみろ」と激しく挑発した。リングで「くそババア」呼ばわりする生意気な小娘を血祭りに上げる。

 同日のメーンはOZ認定無差別級選手権試合で、王者・永島千佳世がAKINOの挑戦を受ける。ひざを負傷中の永島に、AKINOはヒザを蹴って王座返上を要求するなど因縁が深い。尾崎は「あいつらもバチバチやってるから見ものだね。血が見たいヤツは後楽園に来い」と言い放った。